活字をからだに取り込む
やっとやっと、新聞を読めるようになってきた。
0歳5ヶ月の次女、夜はよく寝るものの、日中はお昼寝をしてくれずわたしの自由時間はなくなっていた。
おまけに寝かしつけからの寝落ち。
新聞が読めない。プチストレスだった。
それが、ここ数日、長女を保育園に送って帰宅すると次女が1時間ほど寝てくれるようになったのだ!
産後ここまでつらかった。
新聞が読めない。そしてたまっていく。
視界に入るとしょんぼりしてしまう新聞の山。5日もたまると読む気も失せる。
新聞は「いま」だ。だから一日でも過ぎるとどんどん「かこ」になってしまう。
過去を辿り、今に来たり、読み忘れた連載ものがあると過去と今を行ったり来たり。事件などはネットニュースで「さいしん」を得たりするが、やっぱりわたしは紙に染み付いた活字を身体に取り込むのが好きである。全部は読めていないのでざっと6割程度。これだけ読めれば大満足。大満足みかん。おなかいっぱい。
興味深いと感じた記事や泣いた記事は、切り取りノートに貼っておく。
今日なんかは若い人の文章力に度肝を抜かれた。10代。「いいね!」おっとこれはSNSじゃあなかった。30代ババァはショックと共に負けじとこうしても字を打っているのだ。
いいねの世界にいない若者もいるのだな。娘たちにも文字の良さを伝えたいなとぼんやり考える。
これからも新聞も貪り食おう。
茎ブロッコリーのおはなし
茎ブロッコリー。スティックセニョールというらしい。
大学の研究室のときにお世話になった先輩がオーガニック野菜を作って販売しているとSNSで知り、ずっと買いに行きたいと思っていた。
普段先輩が活動されている地域よりもちょっぴり我が家寄りだったので、夫に車を走らせてもらい出張販売のお店に行った。
そこで出会った茎ブロッコリー。
無農薬で茎もはっぱも食べられるという。
ほかにはっぱつきの黄色いにんじん
むらさきいろのおいもさんも買った。
茶色のクラフト紙の袋に入れてもらい、気分はマルシェ帰りだ。
マルシェ、って言葉、一度使ってみたかったんだよな。
(まるっとしててしぇ。かわいい。)
もう一回言っとこ。まるしぇ。
おうちに帰ってまずはさっと塩茹で。
そして温かいうちに
オリーブヴァージンオイル(さっと2周)
しょうゆ(ちょい、ちょい)
黒胡椒(がり、がり、がり、がり、がり)
粉チーズ(ふり、ふり)
一口食べてみましょう。
ブロッコリーの茎のほくほく
はっぱのやわしゃき
時々、花蕾のつぶつぶ
開けたてオリーブオイルのしあわせな香りとおしょうゆの旨味。
普段オーガニック!有機!
と良い暮らしをしているわけではないのだが、「良いものを食べている」というのはやはり身体も喜んでいるような気がして嬉しくなる。
翌日は茎ブロッコリーを温めなおし、今度はモッツァレラチーズを乗せて岩塩をぱらりとかけて、トースターで焼いて食べてみた。
なにをしてもおいしいな。
パスタにしても良いな。
グラタンとかの上に乗せても良い。
あれだけあったのにあっという間に家族の2回の食事でぺろりだ。
まるごと食べられるから、栄養もきっといっぱい摂れる。
スティックセニョ〜ル
茎ブロッコリーさん。
また出会えますように!